パンク修理講座
自転車に乗ってると必ずぶち当たるトラブル、パンク。
運が悪いと1ヶ月で3回とかいう人もいるのでは?
イチイチ自転車屋さんに持って行くのも面倒だし、料金もそこそこかかる。
けど、自分でやれば何回でもタダ。
時間だって慣れれば15分くらいで出来てしまいます。
それに、最近は100円ショップでパンク修理キットも手に入ります。
愛車を自分で直してみてはどうでしょう?
1.準備
まず、工具類を準備します。
1:空気入れ(空気が入れればコンプレッサーでもなんでも可)
2:タイヤレバー(3本あるとラク。100円セットは大抵2本)
3:ハンマー(ゴムハンでもプラハンでも可。無くても大丈夫)
4:紙ヤスリ(400番より大きい番手の方が使いやすい。軽石でも可)
5:ゴムのり
6:ハサミ(普通の修理用パッチを使う場合は不要)
7:修理用パッチ(今回はロールを使ってますが、普通のパッチで全く問題ありません)
8:ウェス(ボロきれ)
3と4と8は無くてもどうにかなります。
2.タイヤを外す
パンクには実は2種類あります。
皆様ご存じのチューブに穴があくタイプと、バルブに付いてる虫ゴムが劣化して空気が漏れるタイプです。
後者の場合、バルブをハズすだけで修理が可能なのでタイヤを外す必要はありません。
とりあえず虫ゴムを真っ先にチェックしましょう。
画像は最近増えてる虫ゴムフリーなバルブです。
虫ゴムと同等なモノが内蔵されているようです。
さて、クルマでも自転車でもそうですが、タイヤの中に入ってるチューブに空気が入ります。
そのため、まずタイヤをハズさなきゃなりません。
まず自転車を逆さまに置きます。この状態が一番作業しやすいです。
Vブレーキやカンチブレーキは開いた状態にしておく方がいいです。
バルブをハズしてチューブの空気を完全に抜き、タイヤレバーを突っ込みます。
突っ込む位置はバルブの反対側が適当です。
タイヤレバーの先を、手前側タイヤに引っかけてテコの原理で起こします。
この時にチューブを巻き込むと修理作業が増えるので気を付けましょう。
スポーク1、2本開けて2本目を同様にタイヤに引っかけ、起こします。
3本目は1本目を2本目と挟む位置に突っ込みます。
3本目を起こすと1本目が落ちます。
これで2本目と3本目の間が外れました。
残ってるどちらかのレバーを動かして残りのタイヤをハズしていきます。
レバーを持って、そのままホイールを回すと自然に外せます。
チューブを傷つけないよう注意してください。
全部外れました。
3.チューブ取り出し&穴探し
チューブを取り出す作業はなにもムズカシイことはありません。
ただタイヤを引っ張って、すき間から引っ張り出せば良いだけ。
むしろ面倒なのは穴探し。パンク箇所を探すわけです。
ここでみなさんおなじみな、チューブを水に通す作業です。
お馴染み過ぎなので画像ありません。
穴を発見したらそこを指で押さえ、チューブの空気を抜きましょう。
4.修理
いよいよ佳境です<何
穴を塞ぐ作業です。
とりあえずウェスで穴付近の水分を拭き取っておきましょう。
続いて、穴周辺を紙ヤスリで擦ります。
こうするコトでパッチの食いつきを良くします。
次にゴムのりを塗ります。
薄く伸ばすのがポイントです。
塗ったら乾くまで3分くらい待ちます。
ちゃんと乾かさないとパッチが剥がれやすくなります。
乾かしてる間にタイヤの裏側に異物が無いかチェックしましょう。
小さいガラスなんかは表面から見ても食い込んでしまってわからないコトが多いです。
これを怠ると、翌日の朝乗ったらパンクした、なんて事態に陥ります。
のりが乾いたらパッチを貼ります。
ハンマーで叩いてしっかりと付けましょう。
5.元に戻す
チューブをタイヤに詰め込むようにして戻します。
この時、少しだけ空気を入れると作業がラクです。
手でほとんどはめれるハズですが、最後の部分だけ少しキツイと思います。
そういうトコはタイヤレバーを使ってください。
リムに先を当て、奥に起こすようにすればはまります。
タイヤがキチンとはまり、ブレーキを元に戻したら完了です。
おつかれさまでした。
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